『 このごろ 』


おさだ塾の秋の公演「町かどの藝能」その四十一。今、その準備で全員があわただしく、ハードな日をすごして居ます。舞台もおおよそ組み上りました。「どうして今から?」と思われるでしょうが、なにしろうちの場合は全てが自分たちの手づくりなのです。業者の方に依頼するなんてことはとうてい無理ですし、又、自分たちの手で造ることによって、自分たちの「場」になるのですから。毎日毎日、晴れれば外で、雨が降れば中で、黙々と準備に取り組んでいます。
と、いっても稽古もやはりしなければなりません。これまでと同じ事をやっているようでは、皆様に「おこし下さい」といえませんし、例え同じ演目でも去年より中味が充実し、洗練されていなければ、見ていただく意味がありません。準備も稽古も全ては見て下さるお客さまの為に、どちらも大切な「やるべきこと」なのです。

今日は雨もよう。うっとうしい空に、しばらくのお天気の具合を心配しています。といいますのも、九月二十六日は「絵本の読み聞かせを楽しもう」講座の今回のシリーズ最終回なのです。
なるべくなら晴れてほしい、講座におこしの方々に御不自由がないように ―― 講座の前にはいつもそう願います。
お蔭さまで「読み聞かせ講座」を受けて下さる方々は皆さまとても能動的に、真剣に取りくんで下さり、本当に有難い方々ばかりです。「教えることは学ぶこと」といいますが、本当にいつも私どもの方が勉強させていただいています。「もっと続けて講座を受けたい」といって下さる方も多いのですが、なかなか思うように時間をつくれず、申訳ない思いをしています。

それにつけても思うのですが、どうして私たちはこんなにも「鈍くさい」のかということです。器用な方はいろんな仕事を上手にやり分けられますが、私たちはどうしてもそれが出来ないのです。その為に多くの方に御迷惑をかけたり、ガッカリさせたりしなければならないのが、とても申訳なく、もう少し上手に、時間を使えるようにしなければと思っています。

遅々たる歩みではありますが、止まることなく、前へ向かって歩んで参ります。
どうぞ皆さま、御支援たまわりますように ―― 。

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