『 間もなく発表会 』


北山に靄がかかり、空が暗くなって来ました。東の比叡山には谷間から立ち昇る霧のような雲がかかっています。
時雨月の名の通り、十一月はよく通り雨が走ります。運が良ければ雨の後、七色に輝く虹が見られます。いつも心待ちにして空を見るのですが、このところなかなか虹に出会えず、いささか物足りない思いをして居ます。
秋の深まりとともに、般若林の庭も少し淋しくなって来ました。今年は紅葉があまり美しくなく、中途半端な色づきのままで散ってしまうようです。大きくなった萩の叢も、心なしかしょんぼりしています。でも裏庭の柿の木は、今年も沢山の実をつけて、鳥たちの格好の御馳走処になっているようで、ついばまれた柿の実が、あちこちに転がっています。渋柿ですが、鳥たちにとっては美味しいデザートなのでしょうか。

十二月の発表会の稽古は、どうなっているのか、見ているところではあまり進んでいないようで、いささか心配しています。来ていただく方の為にももう少しギアを上げてほしいなと思っています。もっといいおしらせをしたいのですが、このところ一寸停滞気味です。でも本番になるとガンバルいつもの悪いくせでしょう。胸を張っておこし下さいとはいえませんが、およろしければ、どうぞお運び下さい。「いってられたのとちがうじゃない。とてもよかったですよ」 ―― そんなお声が聞ければ本当にうれしいのですが ―― 。
更めて日時を申します
十二月十七日(日) 午後二時から四時ごろまで
お茶とささやかなお菓子くらいしかおもてなし出来ませんが、皆様のおこしを心よりお待ちして居ります。
どうぞよろしくお願い申上げます。