おさだ塾記念館」カテゴリーアーカイブ

香月美鈴一座 大阪編

約33年前の春の自主公演「香月美鈴一座 大阪編」の写真が出てきました。
おさだ塾の春の公演では珍しいシリーズ物語で、
大衆演劇の一座(香月美鈴一座)が公演のために訪れた土地で
様々な出逢いやトラブルを物語にした人気シリーズでした。
楽屋を中心とした物語の他、舞踊・歌謡ショーも楽しんで頂きました。
年代を感じる写真ですが、どうぞお楽しみください。

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「ビーフシチューのできるまで」

 ある晴れた昼下がり。火にかけたビーフシチューが美味しく煮込み上がるまでのひとときを過ごす、一人の女性の生活が描かれます。

 優しい夫と可愛く活発な二人の子どもに囲まれ、幸せに暮らす主婦、祥子。家事に育児にPTAにと、目まぐるしい日々を送る彼女は、起こる出来事にびっくりしたり、怒ったりしながらも、明るく元気に暮らせることの幸せをかみしめる――

 おさだ塾ではめずらしい、一人芝居です。岡田千代先輩演出のもと、塾生斉藤浩未が熱演しました。

 2008年の春公演は、粟津もと先生が書かれた本作と、塾生西村論士が書きました「一人芝居屋」の二本立てでお送りしました。

 「一人芝居屋」は、次回たっぷりと・・・。

 

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雨の日も「町かどの藝能」

「町かどの藝能」は、秋の清々しい青空のもと行われる野外劇です。ですがお天気さんは気まぐれ。うまいこと青空をもたらしてくれるとは限りません。そんな時は、普段お稽古場として使わせていただいていた二階の広間が、急遽会場に早変わり。お客様には、お馴染みの芸能の数々から、舞台ではなかなかご披露できない平場の静かな商い唄まで、お座布に座ってゆっくりとご堪能いただきます。そして雨のやみ間には、軒下に屋台を並べてささやかな平場を展開したり、軒下の近くに臼を置いて粟餅の曲づきもご披露します。小雨の中、傘をさしながらご覧になって下さったお客様方、本当にありがとうございました。

雨の日の「町かどの藝能」の記録です。

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「愛」

 二人きりで暮らす老齢の姉妹、よしゑとかよ。認知症を患う姉のよしゑを、妹のかよは献身的に介護する。
 徘徊を繰り返し、目をはなすとすぐにどこかへ行ってしまうよしゑに、かよは振り回される。しっかりものだった姉が変わっていってしまう様子に、かよの心は重く暗く締め付けられる。だが、夢の中をふわふわ漂っているようなよしゑは、まるで子どものように無邪気で純粋で、愛にあふれている。
 そんな二人を、周囲の人々は優しく気遣う。近所の子ども達、民生委員の定岡さん、商店街にある食堂のご主人、通りすがりの見知らぬ人までも――
 周囲の人々の温かい愛に支えられ、二人は笑顔を絶やさずに暮らしている。
 そんなある日、莫大な借金を作って失踪し、連絡がとれなくなっていたよしゑの一人息子安之が、ひょっこり帰ってきた――
 苦しく辛い日常を送りながらも、真っ直ぐ前を向きしっかりと足を踏みしめて人生を歩いて行く人々の、愛の物語です。

 2017年「春の小さな劇場」の写真を集めました。

 

稽古風景

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「月心寺様太子祭にて」

うららかな春の日和の中、滋賀県大津市のお寺「月心寺」様では、聖徳太子様のお祭り「太子祭」が毎年催されていました。おさだ塾は月心寺庵主様とのありがたいご縁をいただいて、その太子祭にて「町かどの藝能」奉納上演をさせて頂いておりました。

さわやかなそよ風に桜が舞う緑豊かな美しい境内にて、優しいお客様に見守られての公演は贅沢で貴重な勉強の場でした。

月心寺様の境内は中央に大きな石灯籠がある三方正面の特徴的な場所で、いつもの平舞台とは違った演出での芸能をご披露することができました。

「今年は何をしようか」「どんなお話をしようか」「どんな風に観ていただこうか」とあれこれ考えて工夫致しましたのが、とても楽しい思い出です。

 月心寺様ならではの、いつもとちょっと違う芸能の数々をご覧ください。

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2023年秋の公演 町かどの藝能その47

 
 
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般若林 四季折々

 私たちおさだ塾は、1984年から2020年まで40年近くもの長い間、相国寺様の「般若林」を本拠地として活動させていただきました。
 私たちは般若林の広いお庭で声出しをし、肉体訓練をしました。美しい桜や紅葉、目に眩しい緑や四季折々に咲く花々に心洗われ、励まされながらお稽古をしました。
 そして毎年秋には、般若林の広大な敷地をいっぱいに使わせていただいて、『町かどの藝能』公演を開催しました。
 私たちをいつも優しく温かく受け止め、育ててくださった「般若林」の、美しい四季折々をご覧ください。

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粟餅の曲づき

トトン トトン トトン トトン・・・
「さあ、さあ、さあ、粟餅やにござりまーす」
軽やかな太鼓の音に合わせて粟餅やは陽気に、威勢よく臼を担いでやってきます。
「粟餅の曲づき」はにぎやかで楽しくて、しかも美味しい商いです。

臼どりさんのキレの良い采配に合わせて、杵を持ったつき手たちは軽やかに踊りながらお餅をつき上げます。勢いよく杵を振り上げたかと思うと、臼と水桶の狭い間を器用にすり抜け、つき手たちは、時に強く時に繊細に杵を使い、粟ともち米を見事な黄金色の粟餅につき上げます。つきたての粟餅は囃し手たちがその場でちぎり、たっぷりのきな粉をかけ、お客様のもとへお持ちします。

「美味しいものは福」「楽しいものも福」「お客様にたくさんの福をお持ち帰りいただきたい」

臼どり、つき手、太鼓、囃し手――大勢の商人たちが心を一つにしてのぞむ商いです。
躍動感あふれる写真の数々を集めてみました。

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女人抄

人は誰もみな、運命を背負って生きている――

時は昭和五年。大正から続く明るい軽やかな雰囲気と、恐慌から戦争へとなだれ込む暗い闇が少しずつ影をのぞかせ、漠然とした不安が交錯する時代。女学校時代の親友であった四人の女性を中心に、その交流と心模様が描かれます。

東京世田谷にある古刹の一人娘、満寿子。代々教育者の家庭に育った高嶺。大きな書店の娘に生まれ、小説家を目指すみずき。伯爵家令嬢である美子。

女学校を卒業して社会に出た彼女たちは、それぞれが背負った運命と向き合います。ある者は運命に抗い、ある者は運命に殉じ…。彼女たちは悩み、苦しみながらも、しなやかに逞しく自らの道を歩んでいきます――

 創立五十周年という記念の年に、おさだ塾が満を持してお贈りしました、優しく美しい女性賛歌の物語です。

 「女人抄」は2001年春、おさだ塾創立五十周年記念公演として京都府立文化芸術会館で上演されました。公演の名場面をお楽しみください。

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あやつり人形名場面集

『町かどの藝能』の中でも特に人気の高い演目の一つです。
つり師さんが高い台の上に乗って操るのは、人のお人形さん――
つり師さんとお人形さんは、心と心で見えない糸をつなぎます。
『町かどの藝能』のあやつり人形は、今まで様々な音曲にのせて、いろいろなお人形さんが演じ、踊ってきました。

選りすぐりの名場面をお楽しみください。

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