『 酷暑 』


容赦なく照りつける太陽に、「もういい加減に雨を下いさよ」 と いいたくなります。
本当に今年の夏は雨の降ることが少く 夕立すら降ってくれません。その割に「渇水」「琵琶湖の水不足」と言う言葉があまり聞かれないのはどうしてなのでしょう。
そうした一方で、水害がおこるほど降っているところもあります。狭いようでもやはり 一つの「国」ともなると それなりにいろんな気候が存在するのですね。

般若林の庭の木々の葉が、キラキラ輝いています。ギラギラといいたいくらい、強い日差しですが、それでもグッタリしてないのは、地面の「土」のお陰でしょう。
コンクリートだらけ、アスファルトだらけの町中に在って、こんなにも土に恵まれている般若林はやっぱり素敵なところです。

秋の「町かどの藝能」公演まであと二月(ふたつき)、暑い稽古場で噴き出す汗をぬぐい乍ら、皆がんばっています。稽古場から流れて来る三弦の音色に耳をいやされたり、突然の大きな足音に驚かされたり、賑やかな稽古場の様子を体感しています。
それにしてもこんな暑い最中に、誰に頼まれたわけでもないのに あえて暑い稽古場で汗を流す俳優たちは、やっぱり世間様から見れば「変わり者」でしょうね。でも自ら選んだ道ですから、誰も愚痴はいいません。うんと汗をかいた後の清々しさを知っているのも、暑い稽古場のお蔭(?)でしょう。そんな日々ですから、毎朝沢山のお茶を沸かします。それを水でさまして、稽古に来る人の為に準備をしてくれる先輩たちの有難さを、後輩はどれほど知っているでしょう。ふっと先輩たちにそういうことを云うと 先輩たちは笑って答えます「私達も自分の先輩にして来てもらったのですから」―― 。
人に何かをしていただく有難さ、それに感謝する心、そして自分も又、何かをしてあげられる人になること、おさだ塾のこうした歴史は、これからもずっとくり返されて行きます。

秋の「町かどの藝能」公演は、
十月十二日(金)・十三日(土)・十四日(日)です。 どうぞ
皆様お誘い合わせいただいて、お一人でも多くの方のお越しをお待ちして居ります。