月別アーカイブ: 2016年1月

『京都の山』

京都の北東にそびえる比叡山。そして北西には愛宕山。京都はこの二つの山に守られて、長く王城の地として栄えて来た。
比叡山の中腹に位置する延暦寺は天台宗の総本山であり、「行」と「教学」の修行道場として、今も篤い尊崇の念をあつめている。中でも千日回峰行は汎く知られるところであり、十二年の間、山を降りない籠山行や、教修生を育てる行と教学の実践の場でもある。
伝教大師最澄によって、法華・天台・密教などを融合させた新しい日本の天台宗を確立した延暦寺には、今も千年の法灯が消えることなく守りつがれている。
西の愛宕山は高さでは比叡山に勝る(九二四メートル)
「愛宕」という名稱は、その地で一番最初に朝陽の当る場所を意味するそうで、そういえば各地に愛宕という山がある。
京都の愛宕山は山頂に愛宕神社があり、一般に火伏の神社として知られている。
本宮には伊邪那美命(イザナミノミコト)、そして若宮には雷神(イカヅチノミコト)が祀られている。
七月三十一日の夜には、「火迺要愼」と書かれた火伏せのお札をいただきに、多くの人が山に登る。真っ暗な山に、登山する人たちの灯火が列となって美しい。
戦時中の十二月八日には強い体と精神を養う為と、多くの児童が、愛宕登山をさせられた。
いずれも、京都に生まれ育った者には、なんらかの想い出を持たしてくれた東と西の山である。
申年の年頭、気候はおだやかであったが、世界中どこもが、ざわざわとした幕開けであった。
「動かざること山の如し」といわれるが、たしかに山は変わることなく黙って我々を見守ってくれている。東西の二つの山の他はいずれも標高が低く、「丘」だという人もある。ともあれ、いつ見ても思うのだが、京都の山は本当に美しい。なだらかで、穏やかで、いつどこにいても、ちょっと歩けば必ずどちらかに山が見える。本当に恵まれた、有難い地だと思う。
京都生まれの人間の、ひとりよがりといわれるかも知れないが、自然災害もたしかに少ない。今年も「やっぱり京都はいい」といえる年であってくれることを願おう。

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『草藁生活行』

例年より遅い初雪に、冬枯れの庭木もちょっと寒そうな風情です。

二月十一日の建国記念日は、おさだ塾にとってとても大切な年中行事の一つ、「草藁生活行」があります。但し、建国記念日だからではなく、年間で一番寒さが厳しい時期だからです。
この行事は、四十年以上も前から一度も欠かすことなく続いています。最初の頃はマラソン大会で、上賀茂神社から奥貴船までの街道を走りました。でも「町かどの藝能」を始めてからは草鞋履きで歩くことに切り換えました。
この日、おさだ塾の俳優たちは「町かどの藝能」に生きる芸商人として、「お命」を預かった役の人物と二人連れで歩きます。IMG_0980
風のつめたさや、雲間から覗く陽のわずかな温もり、路傍の草木のたくましい生命力を感じ乍ら ―― 、時には江戸時代の芸商人たちが、自然とどう向き合ってくらしていたのだろうかと思いを馳せながら ――。
昔の人の、そして芸商人たちのくらしに少しでも触れる体現をしながら歩くのです。

歩き終わった後、料理旅館「ひろ文」さんの温かいお風呂で汗と埃を流し、それから一人一人、昨年一年間の反省と今年の目標や抱負を発表して、一年の精進を誓います。
ですからこの日は、ある意味おさだ塾の正月元旦ともいえましょう。その後、美味しいお料理をいただき楽しいひと時を過ごします。
この席には、夢素美会(おさだ塾の友の会)の方や、いつもたすけて下さる方々もご出席くださり、その方々に何か勉強したこと(お話やエチュードなど)を発表し、たのしんでいただきます。

これからも塾の在る限り続けてまいります。
皆様にも御参加いただけるとより嬉しいのですが ―― 。
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『嬉しいこと』

漸く冬将軍の到来でいつもの冬らしい気候になりました。

毎年、塾友の樋上さんが、その年の干支十二支の絵を色紙に画いて届けて下さいます。IMG_0964
今年も素晴らしい猿の姿を描いて届けて下さいました。年末の忙しい時にもかかわらず、いつも大晦日に必ず届けて下さいます。それも、数十年欠かすことなく続けてくださっています。本当に有難いことと感謝しております。

又、先日、ちょっと嬉しいことが有りました。
それは、華頂短期大学付属幼稚園の教頭先生からの「町かどの藝能」の公演依頼です。
先生は十年以上前に、秋の「町かどの藝能」の公演を御覧くださり、いつか機会があれば園児達にも見せてあげたいと、ずっと企画を温めて下さっていたとの事でした。
本当に有難く嬉しい事です。
二月六日に幼稚園での公演が決定しました。先生のお心にお応え出来るように、また園の子供さん達にも喜んで楽しんでもらえる公演にしたいと思っています。

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平成二十八丙申歳 正月

あけまして
おめでとうございます

平成二十八丙申歳 正月

申という字には「伸びる」の意味があるとのこと、一同ますますより上をめざして努力致します。
何卒よろしく御指導、御鞭撻たまわりますように。
あたたかな新春ではございますが、どうぞお健やかにお過ごし下さいませ。

春の小さな劇場は三月二十五日(金)・二十六日(土)・二十七日(日)の三日間、公演を持ちます。内容などはあらためておしらせいたします。
御一人でも多くの方々のお越しをお待ち致して居ります。

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