月別アーカイブ: 2017年1月

『 雪 』

珍しく京都に雪が降りました。
般若林は一面銀世界。他所よりここは降った雪が溶けにくいのです。つもり方も街中とは少しちがいます。車が走るせいでしょう、通りのまん中はきれいに溶けています。道ばたには未だ雪があってぬかるんでいますが、般若林はきれいに雪が残っています。人の歩いたあとだけが、黒く点々と形をのこして。

以前、玄関の屋根から落ちた雪で沈丁花が折れて枯れてしまいました。苦労して、一本に赤と白の花が咲き分けてくれるよう、接木して大切に育てていた木でしたのに。それからは決して屋根のそばに物を置かなくなりました。雪の少ない京都ですから、屋根の雪くらいで木が折れるのは不思議と思われる方もおいでかと思いますが、般若林の玄関はとても立派で、大きいのです。昔は禅門専門学校といって、雲水さんに成られる方々の前段階の修行の場だったそうです。それだけに全てがお寺さんのように立派で大きいのです。天井も普通の家よりは高いですし、間取りもゆったりしています。自耕自作が出来る土もあります。あるというより般若林自体が土の上に建っていて、土のある生活がたのしめる素晴らしくぜいたくな場なのです。今どきの街中で、これよりいいところは御所くらいかなと、いつも皆で話しています。
今も窓の外は雪、々々 ―― 。しんしんと降っています。あまり積もって、事故など起きませんように。

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『 ご挨拶 』

明けましておめでとうございます
皆さま、よい新年をお迎えになられたことと存じます。
好天に恵まれたおだやかな新年でしたが、世界を見廻すとき自分たちのことだけを喜べない現実が渦まいて居ります。一日も 一刻も早く、世界中の平和をよろこべる秋を迎えられることを心から祈ります。

おさだ塾の塾生たちは今 二月十一日の草藁生活行(上賀茂から奥貴船まで歩く、おさだ塾恒例の寒中行事です。又、その日、一年の計画を発表したり、いわば塾の年度始めでもあります。)の時に発表する課題に取り組んで居ります。塾生の斉藤浩未がたのしい台本を書いてくれましたし、他にもそれぞれが課題を選んで鋭意勉強中です。新年気分にひたれる余裕はまずありません。でもそんな生活が楽しいのですから、やはり世間の方々から見れば演劇をやる人間は「変り者」かも知れません。

どうぞ 又 今年もよろしく御叱正、御鞭撻下さいますように。

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