最近の更新

『燕』

今年も燕が帰って来ました。 南の国から長い旅路を、元気でよく帰ってきてくれたなとうれしくなります。 去年いた燕が同じ巣へもどって来るのはほんとうに驚きです。よくまあ憶えているものだと感心します。 今年はその巣の隣にも、一つ新しいのが出来ています。 二つの巣には四、五羽の雛が、親の持って帰ってくれる餌を今か今かと待っています。 親燕は帰って来ると、必ず巣の近くで宙返りをします。すると今まで静かだった…
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NHKの朝のドラマ

四月からはじまったNHKの朝のドラマに、輪島塗りのことが取り上げられている。 かつて、ある輪島塗りの職人さんに、テレビのアナウンサーが質問していた。 「とても質素な生活をなさっているようですが、せいたくをしたいと思われたことはありませんか」―― 。 アナウンサーの不思議そうな質問に、その職人さんはボソッと答えられた。 「ぜいたくいわれても、したことがないから、わからん―― 。 何の気負いもてらいも…
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「緑」ラッシュ。

楓のみどり、あじさいのみどり、かしの新芽、いちょうのみどり、それについこの間まで、何もなかった宮城野の萩が、今はふさふさとみどりの若葉を風になびかせています。皐月の花のあとのみどり葉、さくらの青葉、数え切れないみどりにあふれています。 相国寺様の境内もみどりがいっぱい、雨の前などは息もつまりそうな強烈な匂いに思わず梢を見上げてしまいます。いつも見ているみどりが、それぞれに、強い個性を放って、「同じ…
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五月も半ばとなりました。

「風薫る」「風光る」など、爽やかさを感じさせる風が、五月を表す言葉としてよく使われます。 又、「目に青葉、山ほととぎす初鰹」のように、新緑の季節ともいわれます。 さしずめ、五月という月を色で表すなら緑の月、青の月でしょうか。 昔から、風や雲、雨などにも、いろいろな色をあてて呼ぶことがありますね。 そこで「青風」は五月の風 ―― と思いきや春の風、「黄風」は砂あらし、「朱風」は夏の風だそうです。 で…
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いよいよゴールデンウィークです。

いよいよゴールデンウィークです。 日本列島は国民大移動で右往左往 ―― 。 数かずのドラマがうまれることでしょう。 京都も亦、世界の国々から、日本のあちこちから、沢山のお客さんが来られます。老舗を誇るそれぞれのお店は、おもてなしに趣向をこらしていられるでしょう。 四月、五月といえば春の祭月。 とりわけ京都は古くからの都であるだけに、大小沢山の神社仏閣のお祭でにぎわいます。 中でも五月十五日に行われ…
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ほんものの味を

今回は、町かどの藝能十周年記念誌に、創設者長田純先生が記載されました文章をご紹介致します。 「おにぎり」や「おむすび」が今日商品になって街中で売られている。 けれど、どれもこれも皆「おにぎり」で「おむすび」ではない。 日本中のそれを食べたわけではないが、商品としてとても「おむすび」は出来ないだろうと思う。 「おむすび」とは『結び』であって、ただ、「にぎっ」てかためたものとは違うのだ。だから「おむす…
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「絵本の読み聞かせを楽しもう」

桜も散り、いろんな木の新芽が生き生きと天に向かっています。 そんな自然の移り変わりを横目に見ながら塾生たちは今、いろんな絵本に向きあっています。 四月の第四週から始まる「絵本の読み聞かせを楽しもう」講座の為の絵本を選ぶためです。 自分のやりたいと思うものをまず選び、稽古をし、最終的に決定されたものが教材となります。 受講される方は毎回新しい方々ですので、別に前回と同じ絵本でもいいのですが、俳優とし…
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桜が咲きました。

般若林の桜が咲きました。 中庭の若い桜も、奥庭の古木の桜も今が見頃、満開です。雨に散らねばいいがと思っています。 でも、「散ってこそ花」―― 。どなたがいわれたのか、日本人の美意識を見事にあらわす言葉ですね。 さて三月二十九日の祝賀会での「町かどの藝能」、とても喜んでいただきました。終わったあと、「うちでもやっていただけませんか」と、二・三、お話が来ているようで、俳優たちも喜んでいます。 又、佛教…
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まもなく、春です。

春爛漫というには未だ少し早いが、木々の梢は緑に燃え立ち、桜たちはいつ開こうかとその時を待っている。 こうした自然界の春と共に、人間界の若者たちも、いよいよ社会人としての第一歩をふみ出そうとしている。胸いっぱいの希望をもって。 又、企業の方でも、若い新しい戦力の参加に大きな期待を寄せている。 希望と期待。実にいい関係である。 ところがそれが、ものの二・三ヶ月も経つと、「面接の時は明るくてハキハキして…
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ありがとうございました。

おだやかな陽差しに恵まれ乍ら、無事、春の小さな劇場「春一番今昔亭狂想曲」の公演をおえさせていただきました。 有難うございます。 いつも乍ら、温かい声援を下さるファンの方々に感謝、感謝です。 東京から駆けつけてくれた先輩、岡田千代さん、吉田幸矢さんたちの力も借りて、なんとか終演に至りました。 いつもの事ですが、「もう一週間あったら」というのが、皆の本音だと思います。同じ事をくり返す「愚」を、いい加減…
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