つい先ごろ、塾に可愛いお客さまがありました。
宮崎県綾町 綾中学校の生徒さんです。
修学旅行の研究テーマに“京ことば”を選び、いろいろと調べた結果、KBS京都で京ことばの良さを伝える番組のあることを知り、局に連絡、プロデューサーに連れられて、その番組を担当していたおさだ塾へ来られたというわけです。
かなり前から連絡を受けていましたから、その日を楽しみにしていました。
思った通り、赤い頬っぺの可愛い少女たちでした。
十三才!! 青春の入口にさしかかったばかりの生命の輝き、若さのエネルギーに改めて感動した時間でした。
こちらの話すことを一言一句聞き逃すまいと懸命に耳を傾け、メモをとる指の動きの少したどたどしいのも若さのあかし、プロデューサーにうながされて質問する口調も何もかもが愛らしく、本当に楽しいひとときでした。
来年度から始まる「京ことば講座」は、おそらく経験豊かな人生の達人の方々が多い講座になると思います。十一月のプレ「京ことば講座」にどんな方々が来て下さるか、たのしみです。
相国寺様のお池の蓮が、今、次々と開いています。朝早くから蓮を楽しむ方々がよく来られるそうで、これからしばらくが見頃だと思います。お時間のある方、是非一度、御はこびになっては如何でしょう。どの蓮にも名前がついていて、それを見るのもたのしみの一つです。
白光、 黄玉、 巨椋の曙、 緑の里、 楚天祥雲、 八重茶椀蓮、 仏座蓮、 又「白君子」などという、女性に憧れられそうな名前の蓮もあります。「酔妃蓮」は楊貴妃の、帝を待つ淋しさをまぎらわせる美しい姿を連想させる名前です。
じっくりと見て廻られると、きっと心がやすらぐ楽しいひとときになると思います。
間もなく夏休み。大学に出講している三人も、これからはいっそう稽古に打ち込めるでしょう。
秋の公演が楽しみです。