ありがとうございました。
お陰様で『町かどの藝能』その四十一、無事おえさせていただきました。
三日間とも晴天に恵まれ、本当に幸運でした。澄み切った空の青さに、「町かどブルー」と、皆して歓声をあげて居りました。本当に有難い三日間でした。
初めておこしのお客さま、又、毎年おこし下さるなつかしいお顔も沢山いらして、いろいろとうれしいしらせがいただけました。やはり人と人とのつながりが何よりです。
それに海外からのお客さまもけっこうお見えでした。言葉の全くおわかりにならないお方もいらっしゃり、なんか申訳ない思いでしたが、それでも他の方の様子を見て同じようにして下さったり、本当にいいお客さまでした。
近頃の、心がキリキリ痛くなるようなニュースが多い世情だけに、この『町かどの藝能』が、少しでも皆さまの心の潤いになればと願っています。
公演の終わった翌日からは、十一月の「プレ京ことば講座」の中での「京ことばの小さなドラマ」の稽古に入って居ります。何分、京都出身でない人がほとんどですので、言葉のアクセントから勉強しなければならず、みんな大変です。語感のいい人、悪い人、みんなそれぞれにがんばっています。
人にはいろんな特性があって、いわば「能力の在り処」が全部ちがうのです。鈍くさくても確実な人、早くても不安定な人、いろいろです。
それぞれのいい面をみつけ、延ばすのが指導陣の仕事ですから、むづかしくもあり、たのしくもあり ―― というところでしょうか。
十二月には例年のようにごく小さな発表会も持ちます。公演の疲れもものかわ、みんな前に向かってすすんでいます。
どうぞこれからも温かい目で見守っていただけますよう、心よりお願い申し上げます。