『京ことばを楽しもう 』

ゴールデンウイークが終り、誰もみな、平常の生活にもどり、ほっとした処でしょうか ― 。

おさだ塾は、いよいよ始まる「京ことばをたのしもう」講座第一回(来る五月二十八日(土)午後三時半より。 於:四条烏丸 佛教大学四条センター)の為の稽古に入っています。講演の中に 京ことばを使っての短い小さなドラマが五本あるからです。男女六人の俳優がとり組んでいます。小料理屋の女将と出入りの植木屋とのやりとり。月命日のお詣りに来た僧侶と檀家の奥さんの会話。定年前の熟年夫婦のユーモラスなおしゃべり等々 ― 。
ドラマは短くても、俳優たちは生きた人間の生活をしなければなりません。それぞれが、それぞれの人物の生活をいろいろと踏み込んでいます。いろんな人生を歩めることは俳優にとって有難いことなので、稽古にはげんでいます。
更に、京ことばの微妙な高低の変化ややわらかな音がむずかしくて、何度も何度もくり返しています。

如何なりますことか、現在は不安と楽しみが去来する毎日です。

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『 鯉のぼり 』

五月に入りました。と、同時にゴールデンウイークに突入 ― 。京都の街は、以外と、自動車の数が少なく、静かです。
こゝ、般若林は自主稽古に来た塾生の「声出し」の稽古の声が聞こえるだけで、近隣の中学、高校は休みなので、あたりは静かです。
般若林の玄関の前に植えてある花菖蒲が四輪蕾を開きました。細い軸の先に、深い紫色の花が生きいきと咲いています。はなやかなさつきの花の色とはちがって、花菖蒲の紫は、しっとりとおちついた気分にしてくれます。こゝしばらくは塾へ来られるお客様の心を安らかにしてくれることでしょう。
五月といえば「端午の節句」― 。
晴れ上った五月の空に鯉のぼりが泳いでるのを以前はよく見かけましたが、近頃はほとんど見なくなりました。時折マンションのベランダに子供さんの手作りでしょうか、可愛らしい紙で作られた鯉のぼりがかけられてるのを目にします。端午の節句は男の児のお祭り ― 。鯉のぼりを上げることで、我が子の健康と成長に感謝し、ゆく末ますますの健康と成長、出世を念った親心は大切にしたいものです。

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