Author Archive: おさだ塾

『 鞍楽ハウディにて 』

草藁生活行も無事におわり、いよいよ春の舞台に向けてダッシュ ―― というところなのですが、実はこの二月十八日(土曜日)に、烏丸鞍馬口にある鞍楽ハウディで小さな発表会を持つことになりました。「絵本の読み聞かせ」や「紙芝居」又、一寸した「ゲーム」など、お客さまも一緒に楽しんでいただけるものです。午前十一時半と、午後一時からの二回公演です。 よろしければお気軽に、皆さまにも御来駕、御参加いただけるとうれ…
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『美しいもの』

相国寺様の池に、少し前から鷺が住みついているようです。時々大きな声で鳴くのですが、それがなんともいいようのない悪声なのです。同じならもう少しいい声に生まれればよかったのにと可哀想に思うほどです。 それにしてもどうしてこんなにいろいろと姿形(声も含めて)に違いがあるのでしょう。 「美しい」と感じてもらえるものは幸せです。個々の主観に多少の違いはあっても、洋の東西にかかわらず、美しいと思うものと思わな…
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『 年の尾 』

十八日の発表会は、直前に風邪引きが続出し、稽古がまともに出来ず惨憺たるありさまでした。 それでも皆さま最後まで御観覧下さり、本当に有難く、又、申訳ない思いをして居ります。深くお詫び申上げます。 俳優は頑健でなければならない。一人でも欠けると全員に迷惑をかけるということは、充分承知している人たちです。それがこの状態なのですから、いいわけのしようがありません。 重ねて心よりお詫び申上げます。申訳ござい…
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『 雪 』

珍しく京都に雪が降りました。 般若林は一面銀世界。他所よりここは降った雪が溶けにくいのです。つもり方も街中とは少しちがいます。車が走るせいでしょう、通りのまん中はきれいに溶けています。道ばたには未だ雪があってぬかるんでいますが、般若林はきれいに雪が残っています。人の歩いたあとだけが、黒く点々と形をのこして。 以前、玄関の屋根から落ちた雪で沈丁花が折れて枯れてしまいました。苦労して、一本に赤と白の花…
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『 ご挨拶 』

明けましておめでとうございます 皆さま、よい新年をお迎えになられたことと存じます。 好天に恵まれたおだやかな新年でしたが、世界を見廻すとき自分たちのことだけを喜べない現実が渦まいて居ります。一日も 一刻も早く、世界中の平和をよろこべる秋を迎えられることを心から祈ります。 おさだ塾の塾生たちは今 二月十一日の草藁生活行(上賀茂から奥貴船まで歩く、おさだ塾恒例の寒中行事です。又、その日、一年の計画を発…
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『今という時』

私どもの塾では、入門を希望する人に対して審査を行う。といっても落す為ではない。その人がどんな人なのかを知る為の審査である。 人間、一人一人顔が違うように、持っているものがみんな違う。知性も教養も学力も、人柄も情緒も肉体条件も生活環境もみんな違う。その違う一人一人に画一的な教育方法をとっても決して同じようには育たない。まずはその人がどんな人なのかをよく知って、はじめて、その人に適った教育方針が立てら…
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『小さな小さな発表会について』

何をやるのか私どもも知らない発表会(十二月十八日・日曜日/十四時半から十六時半まで)ですが、どうやらその折りに日舞(といっても、「町かどの藝能」に必要な動き、しぐさ、日本の立居ふるまいの為というのが主目的です)の稽古発表をするようです。習っては中断、習っては中断で、なかなかまとまった稽古が出来ず、今年の春から又再開した日舞の稽古ですが、何しろ月一回の稽古です。おまけにその日に出席出来ない塾生もいた…
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近況

愛らしい黄色い小菊があちらこちらに咲いています。 いっときは、よく樹上から落ちて来た花梨も、近頃は少し落ちなくなりました。下にあった車の天井がへこんだこともあり、うっかりその下を歩けない花梨です。というのも、花梨はとてもとても固い果実なのです。花梨酒にするととても美味しいのですが、切るのが大変で、毎年見送ってしまいます。以前は相国寺様の僧堂のお方が、時々花梨を持っていって下さってましたが、近頃はお…
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庭の石

秋の深まりと共に、京都を訪れる観光客はいよいよ多くなる。有名寺院や名所旧蹟はいわずもがな、近頃は京都人も知らないようなところへの方たちが沢山おいでになる。お陰で京都の歴史や伝統を改めて見なおしたという人もあるほどだ。情報過多といわれる時代の慮外の功績であろう。 京都はどなたもご存知のように盆地である。周囲を山にかこまれた京都は、夏はむし暑く、冬はしんしんと冷え込む。住む者には酷しい気候条件だが、反…
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ありがとうございました 

「町かどの藝能」その四十二 公演、無事におえることが出来ました。 ありがとうございます。 幸い、久々にといっていいほど、三日間ともいいお天気に恵まれ、澄んだ秋空の下での公演を持つことが出来ました。気温も暑くなく寒くなく、お客さまもおだやかなお顔で、たのしんで下さいました。海外からのお方もちょくちょく居られましたが、言葉はわからなくとも心は通じるのか、終始にこにこと、ゆっくりたのしんで下さいました。…
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