未分類

『 たそがれどき 』

雀たちが遊んで居ます。 相国寺様のお池のほとり。地面に降りたり樹の枝に止まったり、仲間とせわしなく飛び交って、とても楽しそうです。立ち止まってしばらく眺めていると、すぐ目の前の金網に一羽の雀がひょいと止まりました。本当に目と鼻の先です。すぐに飛び立って仲間の中へ戻りましたが、なんか自分も仲間に入れてもらえたようで嬉しくなりました。単純ですね。 相国寺様の境内は、そう大きくはありませんけれど、とても…
続きを読む

『 暮春 ― 若夏 』

般若林のお庭は今とても華やかです。白いさつき、紅いさつき、奥の方が紅色で、外側は白いさつき、いろんな「さつき」が一斉に咲き誇っています。 その足元にはシャガが、可憐な姿を見せています。「こでまり」も今まさに満開、つつじも負けじとがんばっています。杜若は成長が遅く、心細い葉をひょろひょろと伸ばしています。土がやせているのかずっと細いままで、一寸可哀想に思える様子です。 でも、おさだ塾創立者の長田先生…
続きを読む

『 雪柳 』

桜に気を取られている間に、雪柳が見事に咲いて、まっ白な花房がゆらゆらとゆれています。「雪柳」ってほんとに上手に名前がつけられているなと思います。人工では雪の『白』は出せないそうですが、雪柳の白はどうなのでしょう。そばに雪がないのでくらべようもありませんが、昔の人の目はたしかです。きっと同じか、そうでなくてもとても近い白なのでしょう。 自然界にあるものでは、雷鳥が冬色の白になると、まったく雪と同じ色…
続きを読む

「小さな劇場」をおえて 』

おさだ塾の春の小さな劇場公演 その三十「愛」――。 初日三月三十一日はあいにくの雨もよいでしたが、それを押しての御来場をたまわり、心より感謝致して居ります。幸い四月一日、二日は好天に恵まれ、絶好のお出かけ日よりになりました。でも、暗い劇場の中より明るい日ざしの中へ心が向くのは無理からぬことと、いささか痛し痒しの思いで居りました。 それでもいつものなつかしいお顔も沢山お見かけし、年月のつみ重ねの有難…
続きを読む

『見えるもの、見えないもの 』

三寒四温という言葉があてはまるのかどうかわかりませんが、本当に日々の気温の変化にふりまわされます。自分では気づかなくても必ず体は無理をしているそうですから、なるべく逆わず、がんばってる心身を労わってやりましょう。 それにしても春というのはやはりいい季節ですね。冬の間は枯れたような木にも新芽がちょっぴり乍ら芽吹いています。古枝の先には今年新しく延びた枝が、初々しい紅色を帯びて、大空を目指しています。…
続きを読む

『 鞍楽ハウディにて 』

草藁生活行も無事におわり、いよいよ春の舞台に向けてダッシュ ―― というところなのですが、実はこの二月十八日(土曜日)に、烏丸鞍馬口にある鞍楽ハウディで小さな発表会を持つことになりました。「絵本の読み聞かせ」や「紙芝居」又、一寸した「ゲーム」など、お客さまも一緒に楽しんでいただけるものです。午前十一時半と、午後一時からの二回公演です。 よろしければお気軽に、皆さまにも御来駕、御参加いただけるとうれ…
続きを読む

『美しいもの』

相国寺様の池に、少し前から鷺が住みついているようです。時々大きな声で鳴くのですが、それがなんともいいようのない悪声なのです。同じならもう少しいい声に生まれればよかったのにと可哀想に思うほどです。 それにしてもどうしてこんなにいろいろと姿形(声も含めて)に違いがあるのでしょう。 「美しい」と感じてもらえるものは幸せです。個々の主観に多少の違いはあっても、洋の東西にかかわらず、美しいと思うものと思わな…
続きを読む

『 年の尾 』

十八日の発表会は、直前に風邪引きが続出し、稽古がまともに出来ず惨憺たるありさまでした。 それでも皆さま最後まで御観覧下さり、本当に有難く、又、申訳ない思いをして居ります。深くお詫び申上げます。 俳優は頑健でなければならない。一人でも欠けると全員に迷惑をかけるということは、充分承知している人たちです。それがこの状態なのですから、いいわけのしようがありません。 重ねて心よりお詫び申上げます。申訳ござい…
続きを読む

『 雪 』

珍しく京都に雪が降りました。 般若林は一面銀世界。他所よりここは降った雪が溶けにくいのです。つもり方も街中とは少しちがいます。車が走るせいでしょう、通りのまん中はきれいに溶けています。道ばたには未だ雪があってぬかるんでいますが、般若林はきれいに雪が残っています。人の歩いたあとだけが、黒く点々と形をのこして。 以前、玄関の屋根から落ちた雪で沈丁花が折れて枯れてしまいました。苦労して、一本に赤と白の花…
続きを読む

『 ご挨拶 』

明けましておめでとうございます 皆さま、よい新年をお迎えになられたことと存じます。 好天に恵まれたおだやかな新年でしたが、世界を見廻すとき自分たちのことだけを喜べない現実が渦まいて居ります。一日も 一刻も早く、世界中の平和をよろこべる秋を迎えられることを心から祈ります。 おさだ塾の塾生たちは今 二月十一日の草藁生活行(上賀茂から奥貴船まで歩く、おさだ塾恒例の寒中行事です。又、その日、一年の計画を発…
続きを読む