荒々しいお天気


梅雨の晴れ間という言葉がありますが、今年の梅雨は本当に「楽」といっていいのかどうか、長く降り続くということがありません。もっともそれは自分の身近な地域に限ってのことで、九州や関東、東北の方々は酷い風雨に苦しんで居られます。どうしてこんな荒々しい気候になったのか、人間の心の荒みがそのままお天気に写されているのでしょうか。長く四季のうつろいを愛でて来た日本人にとって、本当に辛く、哀しく、「何に対して」とはいえないのですが、申訳なさのような思いに駆られます。昔の人が、天災は全て人の招くところと思われた心が、少しはわかるような気がします。おだやかな四季が一刻も早く、戻って来てくれることを念う心でいっぱいです。

さて、間もなく暑い夏が来ます。お陰様で般若林は、夏でもクーラーいらずの素晴らしいところです。それでも二階の稽古場は、南も北も一面ガラス窓、一階の涼しさがウソのような熱風にさらされます。
「町かどの藝能」の稽古には理想的(?)な自然の空気につつまれて、皆、汗を流すことになります。今は未だ何といっても梅雨の中、「この涼しい間に」―― と、時間を作っては稽古に打ち込んでいます。

「絵本の読み聞かせ」講座も少しずつ、どんな相手にどんな気持で話すのか、その為の抑揚や間、強弱など、専門的なことが増えて来ます。受講生の方は皆、意欲的な方々ばかりなので、とても楽しく、又厳しい時間を持たせていただけます。
「教えることは自分が学ぶこと」と、皆、実感しています。
四条センターの皆さんに感謝感謝です。

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