最近の更新

『今という時』

私どもの塾では、入門を希望する人に対して審査を行う。といっても落す為ではない。その人がどんな人なのかを知る為の審査である。 人間、一人一人顔が違うように、持っているものがみんな違う。知性も教養も学力も、人柄も情緒も肉体条件も生活環境もみんな違う。その違う一人一人に画一的な教育方法をとっても決して同じようには育たない。まずはその人がどんな人なのかをよく知って、はじめて、その人に適った教育方針が立てら…
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『小さな小さな発表会について』

何をやるのか私どもも知らない発表会(十二月十八日・日曜日/十四時半から十六時半まで)ですが、どうやらその折りに日舞(といっても、「町かどの藝能」に必要な動き、しぐさ、日本の立居ふるまいの為というのが主目的です)の稽古発表をするようです。習っては中断、習っては中断で、なかなかまとまった稽古が出来ず、今年の春から又再開した日舞の稽古ですが、何しろ月一回の稽古です。おまけにその日に出席出来ない塾生もいた…
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近況

愛らしい黄色い小菊があちらこちらに咲いています。 いっときは、よく樹上から落ちて来た花梨も、近頃は少し落ちなくなりました。下にあった車の天井がへこんだこともあり、うっかりその下を歩けない花梨です。というのも、花梨はとてもとても固い果実なのです。花梨酒にするととても美味しいのですが、切るのが大変で、毎年見送ってしまいます。以前は相国寺様の僧堂のお方が、時々花梨を持っていって下さってましたが、近頃はお…
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庭の石

秋の深まりと共に、京都を訪れる観光客はいよいよ多くなる。有名寺院や名所旧蹟はいわずもがな、近頃は京都人も知らないようなところへの方たちが沢山おいでになる。お陰で京都の歴史や伝統を改めて見なおしたという人もあるほどだ。情報過多といわれる時代の慮外の功績であろう。 京都はどなたもご存知のように盆地である。周囲を山にかこまれた京都は、夏はむし暑く、冬はしんしんと冷え込む。住む者には酷しい気候条件だが、反…
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ありがとうございました 

「町かどの藝能」その四十二 公演、無事におえることが出来ました。 ありがとうございます。 幸い、久々にといっていいほど、三日間ともいいお天気に恵まれ、澄んだ秋空の下での公演を持つことが出来ました。気温も暑くなく寒くなく、お客さまもおだやかなお顔で、たのしんで下さいました。海外からのお方もちょくちょく居られましたが、言葉はわからなくとも心は通じるのか、終始にこにこと、ゆっくりたのしんで下さいました。…
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直線

相国寺様の池のまわりの植込みが、短く刈りこまれました。あたり全体が見渡せて、とてもあかるく、さっぱりとして とても開放的な空間になりました。それにしましても、いつも植込みをみて思うのですが、一直線にすうっと同じ背丈に揃えられていて実に端正な美しさです。そんなこと当り前と植木屋さんに笑われそうですが、それは、境内を行き交う私たちにとって、とても心地よい美しい直線です。 日本人は大体直線が好きで、外国…
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どうぞおこし下さい

夏の名残りの芙蓉の花が咲く間もない雨の九月、こんなに秋らしい日の少ない長月もめずらしいのではないでしょうか。 そして今は十月。 おさだ塾は秋の「町かどの藝能」公演の準備に追われて居ります。なにぶん人手の少ない中で、それも全て塾生の手で致しますので、今や時間との競争状態です。 装いを新たにした「蛇の目売り」は、女芸商人さんのやさしい心と、商い唄の楽しさ、美しさ、又、蛇の目を心から愛おしく想う蛇の目売…
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いよいよ 秋です 

台風十号、十二号、十三号が矢継ぎ早やに関東、東北、北海道に、大きな爪跡を残して行きました。今まで南方海上で発生していた台風が、今回はみな近海で発生しているので、温暖化が急速に進んで来ているのではないかと、不安を覚えます。 十三号が通り過ぎた後、空の色にも、日差しにも、頬を撫でる風にも、やっと秋の気配を感じるようになりました。すでに般若林ではこおろぎと、かねたたきが二部合唱をしていますが ―― 。 …
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「町かどの藝能」の稽古をしています

毎日暑い日が続いています。今年は例年とは比べられない程の暑さを感じ、これも温暖化が進んで来ているからだろうかと不安を抱きます。 有難い事にここ般若林は緑の木立と土にかこまれていますから、よく風が通ります。建物の中に一歩入ると、ひんやりとした冷気がほてった身体を冷やしてくれます。 今から三十年くらい前 ―― おさだ塾が般若林へ移って来た頃は、 にぎやかなほどの蝉時雨で、真夏を満喫出来ましたが、どうい…
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「 鏡 」

我が塾にはたくさんの鏡がある。 全身が写せる大きな鏡から、顔だけが写る小さなのまで、さまざまである。稽古場は勿論、廊下を歩いていてもどこかに自分の姿が写っている。 こういうと、「なるほど、さすが劇団ですね」と人はおっしゃる。たしかにこれは、俳優たちが常に自分の姿を見て欠点を直すのに役立つ。が、本当は単に俳優だけの為ではないのである。 人は鏡を見る時、必ず心に何かを感じる。「あ、いやな顔してる」「つ…
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